不採用通知が来て「なぜ?」「納得いかない!」と悩んでいませんか?
理由が分からずモヤモヤする気持ち、よく分かります。
この記事では、不採用の理由が明かされないワケと、納得できない時にやるべき対処法を解説します。
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不採用は納得いかないが次に進もう
頑張って面接に臨んだのに、届いたのは「不採用」の通知。理由もわからず、納得がいかない気持ちでいっぱいになりますよね。もしかして、どこか自分に落ち度があったのか、と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。でも、不採用の理由は、必ずしもあなたに問題があったわけではありません。企業側のさまざまな事情が絡み合っていることがほとんどです。
不採用が納得いかないと思っても、理由は教えてくれない
就職活動や転職活動をしていると、誰もが一度は経験するであろう不採用通知。その際に、多くの人が抱く疑問が「なぜ不採用になったのか?」というもの。
しかし、企業側から不採用理由を詳細に教えてもらえることはほとんどありません。企業が不採用理由を教えない主な3つの理由について解説します。
トラブルを未然に防ぐため
企業が不採用理由を明かさない最大の理由は、応募者との間でトラブルになるリスクを避けるため。不採用理由を伝えたことで、応募者から「それは不当だ」「納得できない」といったクレームや訴訟に発展するケースも少なくありません。
例えば、「コミュニケーション能力が不足している」という理由を伝えた場合、応募者側が「面接官との相性が悪かっただけだ」「面接の短時間でどうして判断できるのか」と反発し、不当な評価だと主張する可能性も考えられます。
企業は、こうした事態を未然に防ぐために、あえて詳細な理由を伏せるという選択をしているのです。また、SNSの普及により、不採用理由を巡るトラブルが企業イメージの低下に繋がるリスクも無視できません。
一度、不当な評価をしている企業というレッテルを貼られてしまうと、今後の採用活動にも悪影響を及ぼす可能性もあるため、企業としては極力リスクを排除したいという思惑があります。
個人情報保護の観点
不採用理由を伝えることは、応募者の個人情報や評価に関する機密情報を開示することに繋がります。企業は、応募者の個人情報を取り扱う上で、プライバシー保護の義務を負っています。
不採用理由は、面接時の評価や選考過程で得られた情報に基づいており、応募者の能力や適性、性格に関するデリケートな情報が含まれるため、安易に外部に開示することはできません。
また、不採用理由を伝えることで、選考に携わった面接官や人事担当者の個人的な評価基準が明らかになることもあり、社内の評価基準や選考プロセスの機密性が失われる可能性もあります。
万が一、不採用理由が外部に漏洩した場合、個人情報保護の観点から企業が責任を問われるリスクも考慮しなければなりません。そのため、企業は、個人情報保護と機密保持の観点から、不採用理由を詳細に伝えない方針を取ることが一般的です。
応募者対応の負担を減らすため
新卒採用や中途採用では、一つの求人に対して数百、場合によっては数千という応募者が集まります。そのすべての人に個別に不採用理由をフィードバックすることは、採用担当者にとって現実的ではありません。
採用担当者は、選考業務だけでなく、応募者対応や入社後の手続きなど、多岐にわたる業務を抱えており、一人ひとりに丁寧なフィードバックを行う時間的余裕がないのが現状です。
もし、不採用者全員に理由を伝えることになれば、膨大な時間と労力がかかってしまいます。また、フィードバックの内容について個別に質問や反論が寄せられる可能性も高く、その対応にさらに多くの時間を費やすことになってしまいます。
このような負担を避けるため、企業は一律で「総合的な判断の結果」といった定型文で不採用通知を送ることで、採用活動の効率化を図っています。
不採用理由を聞くのはアリ?企業への正しい聞き方
不採用理由を聞くことは、自分の課題を把握し、次の選考に活かす上で非常に有効です。しかし、聞き方を間違えると、企業に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。ここでは、企業への正しい不採用理由の聞き方について解説します。
直接聞くのは問題ない?
不採用理由を直接聞くこと自体は問題ありませんが、そのタイミングと方法が重要です。不採用通知を受け取ってすぐに電話で問い合わせるのは避けるべきです。企業側はすでに次の選考に進んでおり、個別の対応をする余裕がないことが多いため、唐突な連絡は迷惑に感じられてしまう可能性があります。
質問する際は、メールで丁寧に問い合わせるのがマナーです。ただし、「なぜ不採用になったのですか?」といった直接的な聞き方は避け、「今後の参考にしたいので、もし差し支えなければ、私のどのような点が不足していたか、簡単なアドバイスをいただけないでしょうか?」といった、謙虚な姿勢で質問することが大切です。企業側も、真摯な姿勢で質問してくる応募者には、好意的に対応してくれるケースもあります。
聞き方の例 | 良い例 | 悪い例 |
質問内容 | 今後の参考にしたいので、簡単なアドバイスをいただけないでしょうか。 | なぜ不採用になったのですか?理由を教えてください。 |
タイミング | 不採用通知後、数日〜1週間後を目安にメールで問い合わせる。 | 不採用通知を受け取った直後に電話する。 |
姿勢 | 謙虚に、今後の成長に活かしたいという気持ちを伝える。 | 納得いかない気持ちをぶつける。 |
インターン参加者や繋がりがある場合の聞き方
インターンに参加した企業や、OB・OG訪問などで繋がりがある場合は、そうした関係性を活かして不採用理由を聞くことができるかもしれません。例えば、インターンシップでお世話になった社員の方に、メールで「インターンシップでは大変お世話になりました。今後の就職活動の参考にしたいので、もしよろしければ、私の強みや課題についてアドバイスをいただけないでしょうか」と尋ねてみるのも一つの方法です。
ただし、この場合も、相手に負担をかけないように配慮することが大切です。返信がない場合は、それ以上しつこく連絡するのは避けましょう。
問い合わせる際の注意点と心構え
不採用理由を問い合わせる際には、いくつかの注意点があります。
まず、すべての企業が回答してくれるわけではない、ということを理解しておくことです。企業側には不採用理由を伝える義務はありません。回答がもらえなくても、過度に落ち込んだり、企業を恨んだりしないことが大切です。
そして、回答があった場合は、真摯に受け止めること。たとえ納得できない点があったとしても、反論したり、感情的になったりするのはNGです。あくまでも、次の選考に活かすための貴重なフィードバックだと捉え、感謝の気持ちを伝えましょう。
不採用理由を聞くことは、自分の成長に繋がる素晴らしい機会です。しかし、その目的を忘れず、感謝と謙虚な姿勢で企業と向き合うことが何よりも重要です。
不採用が納得できない時の気持ちの切り替え方と次の行動
不採用通知を受け取った時、特に「手ごたえがあったのに…」と感じた時や、明確な理由がわからずに不合格になった時は、納得できない気持ちでいっぱいになりますよね。しかし、その感情を引きずってしまうと、次の選考にも悪影響を及ぼしかねません。まずは、気持ちを切り替えることが重要です。
まず、不採用になったことを必要以上にネガティブに捉えないことが大切です。不採用は、単にその企業との相性が合わなかっただけ。あなたの人間性や能力が否定されたわけではありません。採用には、企業文化とのフィット感や、他の応募者との比較、タイミングなど、様々な要因が絡み合っています。「縁がなかった」と割り切る潔さも、就職活動・転職活動を成功させるためには必要です。
気持ちを落ち着かせたら、次の行動に移りましょう。不採用という結果は、「自分の何が足りなかったのか」を見つめ直す良い機会です。ただ落ち込むのではなく、この経験をポジティブな力に変えていきましょう。
自己分析を改めて行う
不採用になった後、すぐに次の選考に進むのではなく、一度立ち止まって自己分析をやり直すことをお勧めします。面接で聞かれたこと、うまく答えられなかったと感じた質問、自分のアピールポイントが十分に伝わらなかったと感じた点などを振り返り、改めて自分の強みや弱みを整理してみましょう。
特に、「なぜその企業で働きたいのか」「その企業で何を成し遂げたいのか」という部分が曖昧になっていなかったか、再度深く掘り下げてみてください。
この振り返りを通じて、次の選考での改善点が見えてくるはずです。
転職エージェントに相談する
一人で悩みを抱え込まず、プロである転職エージェントに相談するのも一つの有効な手段です。転職エージェントは、数多くの企業の採用活動をサポートしており、採用市場の動向や企業の求める人物像、面接でのポイントなど、豊富な情報を持っています。
あなたが不採用になった企業について、どのような点が不採用の理由になりうるか、客観的な視点からアドバイスをもらえるかもしれません。また、あなたのスキルや経験を活かせる、別の企業を紹介してもらうことも可能です。
応募企業からフィードバックをもらう方法
不採用通知を受け取った企業から、直接フィードバックをもらうことも、次の選考に活かすための非常に有効な手段です。しかし、企業にはフィードバックを返す義務はないため、「今後の参考にしたい」という謙虚な姿勢で依頼することが重要です。
フィードバックを求める際のメール・電話の例文
メールで問い合わせる場合は、件名で要件が分かるようにしましょう。
件名: 採用選考に関するご質問(氏名)
本文:〇〇株式会社 人事部 採用ご担当者様
お世話になっております。先日、貴社の採用選考にご応募させていただきました〇〇と申します。
この度は、不採用のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
今回の結果については真摯に受け止めております。 つきましては、大変恐縮ではございますが、今後の転職活動の参考にさせていただきたく、もし差し支えなければ、今回の選考において私のどのような点が至らなかったか、簡単なアドバイスをいただけないでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
電話で問い合わせる場合は、まず担当者に取り次いでもらい、メールと同様に丁寧な言葉で尋ねましょう。「今後の参考のために、簡単なアドバイスをいただけないでしょうか」と伝え、相手の時間を尊重する姿勢を見せることが大切です。
フィードバックをもらえなかった場合の対処法
フィードバックをもらえなかった場合でも、落ち込む必要はありません。企業側には、採用活動の効率化やトラブル回避のため、フィードバックを行わないという方針のところも多いからです。
その場合は、自分自身で選考を振り返るしかありません。面接時の会話をできるだけ詳細に思い出し、客観的に評価してみましょう。「この質問にはうまく答えられなかったな」「自己PRが伝わりにくかったかもしれない」など、具体的な課題を洗い出すことで、次の選考に向けて対策を立てることができます。
また、転職エージェントやキャリアコンサルタントといった第三者の客観的な意見を求めるのも有効です。専門家に見てもらうことで、自分では気づけなかった強みや弱みを発見できるかもしれません。
不採用は、あくまでも「縁がなかった」という一つの結果に過ぎません。その経験を次の成功に繋げるためにも、冷静に状況を分析し、前向きな気持ちで次の行動に移していくことが大切です。
転職エージェントを頼るメリット
転職活動は、一人で進めるとどうしても視野が狭くなりがちです。特に、不採用が続くと「自分には何が足りないんだろう…」と不安になり、負のスパイラルに陥ってしまう人も少なくありません。そこで頼りになるのが、転職エージェントです。転職エージェントは、あなたのキャリアプランや希望に合った求人を紹介してくれるだけでなく、転職活動全般をサポートしてくれる心強いパートナーと言えます。
転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーがつき、あなたの経歴やスキル、希望条件を丁寧にヒアリングしてくれます。彼らは転職市場のプロフェッショナルであり、数多くの転職者を成功に導いてきた実績とノウハウを持っています。そのため、一人では見つけられなかった自分自身の強みや、思いもよらなかったキャリアパスを発見できることも珍しくありません。
また、転職エージェントは無料で利用できるサービスがほとんどです。これは、企業がエージェントに支払う成功報酬で運営されているためです。したがって、求職者側は費用を気にすることなく、プロのサポートを受けることができます。
客観的な視点からアドバイスをもらえる
転職活動に行き詰まる原因の一つに、自分自身を客観的に見られないことがあります。自分の強みだと思っていたことが実は企業が求めているものではなかったり、逆に自分では当たり前だと思っていたスキルが市場価値の高いものだったりすることもよくあります。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、あなたの経歴やスキルを客観的に分析し、企業がどのような人材を求めているのか、そのニーズに合わせてどのように自己PRをすれば良いのかを具体的にアドバイスしてくれます。
例えば、「営業経験」一つをとっても、「ただ売上を上げた」という事実だけでなく、「どのような課題に対して、どのような提案を行い、どのような結果を出したのか」といった具体的なエピソードに落とし込み、企業の採用担当者に刺さるアピール方法を一緒に考えてくれます。
また、履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接などを通じて、応募書類のブラッシュアップや面接対策も行ってくれます。自分一人では気づけなかった改善点を指摘してもらえるため、選考の通過率を大幅に高めることが期待できます。
アドバイスの例 | 自分での対策 | 転職エージェントのサポート |
自己PR | 自分の強みを抽象的に述べる。 | 企業が求める人物像に合わせて具体的なエピソードを交えた自己PRを作成。 |
志望動機 | 企業HPの情報のみで作成。 | 企業の社風やリアルな情報を踏まえた説得力のある志望動機を作成。 |
面接対策 | 面接の受け答えを自己流で練習。 | 模擬面接を通じて、回答内容や話し方、表情などを客観的にフィードバック。 |
企業ごとの採用基準や求める人物像を教えてもらえる
転職エージェントは、日頃から多くの企業と密接に関わっており、企業の採用担当者と直接コミュニケーションをとっています。そのため、求人票には書かれていない、企業のリアルな情報や求める人物像、職場の雰囲気、部署ごとの状況などを詳しく把握しています。
例えば、ある企業が「コミュニケーション能力が高い人」を求めているとしても、その「コミュニケーション能力」が「論理的に説明できる能力」なのか、「周りと協調できる能力」なのかは、企業によって異なります。転職エージェントは、そうした「企業が本当に求めていること」を理解しているため、あなたが本当にその企業に合うのか、客観的な視点から判断してくれます。
これにより、ミスマッチを未然に防ぎ、入社後のギャップに苦しむことなく、長期的に活躍できる企業と出会える可能性が高まります。
次の求人探しを効率的に進められる
転職活動において、求人探しは非常に時間のかかる作業です。多くの求人情報サイトを一つひとつ見て回り、自分の希望に合う求人を探すのは骨の折れる作業です。
転職エージェントを利用すれば、あなたの希望条件やスキル、キャリアプランを伝えておくだけで、キャリアアドバイザーがあなたに最適な求人を厳選して紹介してくれます。これにより、求人探しの手間が大幅に省け、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策といった、より重要な選考準備に集中することができます。
また、転職エージェントは、一般には公開されていない「非公開求人」も多数保有しています。これは、企業が応募者の殺到を避けるためや、特定のスキルを持つ人材をピンポイントで採用したい場合などに利用されます。非公開求人には、好条件の求人も多いと言われており、転職エージェントに登録することで、思わぬ好機に巡り会う可能性も高まります。
転職エージェントを賢く活用することで、一人では難しかった転職活動をスムーズかつ効率的に進めることができるのです。
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