フロントエンドとは？バックエンドとの違いを解説

Webサイトやアプリを開発する上で、必ず耳にする言葉、「フロントエンド」と「バックエンド」。

どちらもWeb開発には欠かせない要素ですが、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか？

今回は、フロントエンドとバックエンドの違いについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

フロントエンドとは？バックエンドとの違いを解説

フロントエンドとは？

フロントエンドとは、Webサイトやアプリにおいて、ユーザーが直接見て触れる部分のことを指します。

例えば、Webサイトのデザイン、ボタン、メニュー、入力フォーム、アニメーションなど、ユーザーの目に触れるものすべてがフロントエンドです。

フロントエンドは、ユーザーがWebサイトやアプリを快適に利用できるように、使いやすさ、見やすさ、操作性を考慮して設計する必要があります。

バックエンドとは？

一方、バックエンドとは、Webサイトやアプリの裏側で動作する処理のことを指します。

ユーザーの目には見えませんが、Webサイトやアプリを動かすために重要な役割を担っています。

例えば、ユーザーが入力した情報をデータベースに保存したり、データベースから情報を読み込んで表示したり、セキュリティ対策を施したりといった処理は、すべてバックエンドで行われています。

フロントエンドとバックエンドの違い

フロントエンドとバックエンドの違いを、レストランに例えてみましょう。

レストランのホール係がフロントエンド、厨房がバックエンドだと考えてみてください。

ホール係は、お客様の注文を受けたり、料理を運んだり、お客様が快適に過ごせるようにサービスを提供します。

厨房では、お客様から注文を受けた料理を調理し、ホール係に渡します。

このように、フロントエンドはユーザーと直接接し、ユーザーが快適に利用できるように設計するのに対し、バックエンドはユーザーの目には見えない裏側で、Webサイトやアプリを動かすための処理を行います。

項目	フロントエンド	バックエンド
役割	ユーザーインターフェース	サーバーサイド処理
担当	ユーザーが見て触れる部分	ユーザーの目に触れない部分
使用技術	HTML、CSS、JavaScript	Java、PHP、Python、Ruby、データベース
例	Webサイトのデザイン、ボタン、メニュー	データベースへのアクセス、セキュリティ処理

フロントエンドとバックエンドの連携

フロントエンドとバックエンドは、それぞれ独立した役割を担っていますが、Webサイトやアプリを動かすためには、互いに連携して動作する必要があります。

例えば、ユーザーがWebサイトでログインする際、フロントエンドはユーザーが入力したIDとパスワードをバックエンドに送信します。

バックエンドは、受け取った情報をもとにデータベースにアクセスし、ユーザー認証を行います。

認証が成功したら、バックエンドはフロントエンドに成功メッセージを返し、ユーザーはログインすることができます。

このように、フロントエンドとバックエンドは互いに情報をやり取りすることで、Webサイトやアプリを動作させています。

まとめ

フロントエンドは、Webサイトやアプリのユーザーが直接見て触れる部分であり、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために重要な役割を担っています。

バックエンドは、ユーザーの目には見えない裏側で、Webサイトやアプリを動かすための処理を行っています。

フロントエンドとバックエンドは、それぞれ独立した役割を担っていますが、互いに連携して動作することで、Webサイトやアプリを正常に機能させています。