就職活動や転職活動中に、一生懸命応募した会社から連絡がないと不安になりますよね。
もしかして自分の対応に何か失礼があったのだろうか、と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、連絡がこない原因はあなた側にあるとは限りません。
この記事では、連絡が来ない状況への対処法や、考えられる理由について詳しく解説していきます。状況を理解し、不安を解消して次の行動に繋げましょう。
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応募した会社から連絡がないのは失礼か
企業側からの連絡がないのは、必ずしも失礼とは断定できませんが、応募者としては不安に感じるのは当然です。
本来、企業は応募者に対して選考結果を伝える義務がありますが、特に応募が集中する企業や、採用担当者のリソースが限られている中小企業では、選考に時間がかかり連絡が遅れることがあります。
連絡が遅れる原因は企業側の事情にあることがほとんどです。
応募した会社から連絡がないのは不採用?
応募した会社から連絡がない場合、不採用である可能性もありますが、必ずしもそうとは限りません。
選考が遅れているだけのケースも多々あります。
多くの企業では、不採用の場合でも通知を行うのが一般的なマナーとされていますが、特に「選考通過者のみに連絡する」と明記している企業の場合は、連絡がない=不採用と判断せざるを得ません。
しかし、前述の通り、選考に時間がかかっているだけの可能性も残されています。
| 選考状況 | 連絡がある場合 | 連絡がない場合 |
| 採用 | ほぼ確実に連絡あり | 極めて稀 |
| 不採用 | 一般的な対応 | 「通過者のみ連絡」の場合や、対応が失礼な企業の場合 |
| 選考中 | 進捗連絡がある場合あり | 連絡を待つ必要がある |
このように、連絡がない状況だけでは判断が難しいため、一概に不採用とは決めつけずに、指定された期間を基準に判断しましょう。応募した会社から連絡がない状況でも、諦めずに指定された期日を待つか、問い合わせて確認することが重要です。
応募した会社から連絡がない理由
応募した会社から連絡がない理由は下記の通りです。
- 採用担当者が忙しくて連絡ができていない
- 応募者が多く選考に時間がかかっている
- 年末年始や夏季休暇で会社長期休暇
- 募集締め切ったあとに選考を始める
- 書類選考の通過者のみ連絡している
採用担当者が忙しくて連絡ができていない
採用担当者は、採用業務以外にも様々な業務を兼任していることが多く、応募書類の確認や面接日程の調整など、多忙を極めている場合があります。
特に、急な欠員補充などで採用活動が動いている場合、日常業務と並行しての対応となり、連絡が遅れてしまうことがあります。企業側の事情で遅れているだけで、あなたの選考が滞っているわけではないことが多いです。
応募者が多く選考に時間がかかっている
人気の企業や職種、求人媒体によっては、予想を大幅に超える応募が殺到することがあります。そうなると、一件一件の応募書類を丁寧に確認し、面接のスケジュールを調整するだけでもかなりの時間を要します。
特に、複数の採用担当者で分担している場合など、確認作業に時間を要し、連絡が遅くなることはやむを得ないと言えます。
年末年始や夏季休暇で会社長期休暇
長期休暇の時期に応募 した 会社から連絡がないのは、企業が休暇に入っているためです。年末年始やお盆休みなど、会社全体が長期休暇を取っている場合は、選考もストップします。
応募書類の提出時期が長期休暇の直前だった場合などは、選考が再開されるまで待つ必要があります。休暇明けまで連絡を待つのが賢明です。
募集締め切ったあとに選考を始める
求人によっては、応募期間を設けており、その期間が終了してからまとめて選考を始める企業もあります。
この場合、応募期間中は個別の連絡がなく、応募締め切り後に一斉に選考が開始されるため、連絡を待つ期間が長くなります。募集要項に選考開始時期が明記されていないか確認してみましょう。
書類選考の通過者のみ連絡している
最も多く見られるケースの一つが、応募要項や求人情報に「書類選考通過者のみにご連絡いたします」と明記されている場合です。これは、応募者数の多さから、不採用者全員に連絡するリソースがない場合に取られる方法です。
この場合、連絡がない=不採用となりますが、これは企業側の効率を優先した結果であり、あなたに失礼があったわけではありません。
応募した会社から連絡がない時の確認リスト
応募した会社から連絡がないと焦ってしまいがちですが、企業に問い合わせる前に、まずはご自身の状況を冷静に確認することが重要です。確認すべきポイントをリストアップしましたので、一つずつチェックしてみましょう。
確認不足で問い合わせてしまうと、かえって失礼にあたる場合もあるため、しっかり準備することが大切です。
応募しているか確認
「まさか」と思われるかもしれませんが、応募したつもりで応募が完了していなかった、あるいは応募途中で中断していたというケースは意外とあります。
特に複数の企業に応募していると、どの段階まで進めたか混乱しやすくなります。応募完了メールが届いているか、求人サイトのマイページで応募履歴が残っているかなどを確認しましょう。
自分の連絡先に間違いがないか
連絡先の記入ミスも、企業からの連絡が届かない大きな原因の一つです。メールアドレスのスペルミスや、電話番号の記入漏れ、あるいは自宅住所が間違っていて郵送物が届かないといった可能性があります。
特にメールアドレスは、一文字でも間違っていると連絡が届きません。応募書類のコピーや送信履歴を再度確認し、間違いがないかチェックしてください。
選考に連絡期限の記載などないか
企業によっては、募集要項や応募完了メール、採用ホームページなどに「選考結果は〇営業日以内にご連絡します」「〇月〇日までにご連絡します」といった連絡期限を明記している場合があります。
この期限を過ぎていなければ、企業はまだ選考期間内であるということになります。まずは指定された期限を確認し、期限を過ぎてから問い合わせるようにしましょう。
メールの受信設定に問題がないか
企業からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていたり、ドメイン指定受信設定などでブロックされてしまっている可能性もあります。
特にフリーメールアドレス(GmailやYahoo!メールなど)を利用している場合は、企業のメールアドレスを受信許可リストに追加するなど、設定を確認してみましょう。また、迷惑メールフォルダだけではなく、ゴミ箱フォルダなども念のため確認してみると安心です。
問い合わせメールの例文
上記の確認リストをチェックしてもなお、応募した会社から連絡がない場合は、企業に問い合わせをしても問題ありません。問い合わせの際は、企業に失礼のないよう、丁寧な言葉遣いと配慮が必要です。以下の例文を参考に、状況に合わせて活用してください。
【選考状況のお問い合わせ】(氏名)
〇〇株式会社 採用ご担当者様
お世話になっております。
〇月〇日に貴社求人へ応募いたしました(氏名)です。
お忙しいところ恐縮ですが、現在、選考結果のご連絡をお待ちしております。
貴社の選考状況について、現時点での進捗状況をご教示いただけますでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、ご返信いただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。
問い合わせは、応募から1週間〜10日程度(企業が提示した連絡期限を過ぎている場合)経ってから行うのが一般的です。
まとめ|応募した会社から連絡がないのは失礼か
応募した会社から連絡がない状況は、精神的な負担が大きいものです。しかし、選考が遅れている原因は、多くの場合、企業の採用担当者の多忙さや応募者の多さといった企業側の事情によるものです。
もちろん、連絡をしない企業の中には、応募者への対応が失礼にあたる場合もありますが、それは企業側の問題であり、あなたが気にする必要はありません。
まずはご自身の確認リストをチェックし、それでも連絡が来ない場合は、この記事で紹介した例文を参考に、丁寧にお問い合わせをしましょう。不安な気持ちを解消し、前向きに次の行動に移ることが大切です。
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